
「JR東海&17私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」を買うなら、
沿線の外のエリアに住んでいるならネット予約で買い、受け取りは旅の当日に現地の駅で行い、
そして、その駅には発車時刻より30分早く着いておくこと、となります。
理由は、受け取れる場所が「乗り放題エリアの中にあるJR東海の駅」に限られるからです。
出発前に自宅の近くで受け取っておこう、が通用しません。
先日、このきっぷで名古屋・三重県方面へこのきっぷを使って観光しました。
きっぷを熱海駅で受け取るつもりが券売機は見つからず、新幹線乗換口の窓口に並ぶことになりました。
この記事では、乗り鉄きっぷの買い方と、私が実際にネット予約で買った手順、受け取りでつまずいたことについて解説します。
この記事を読み終わるころには、このきっぷの購入方法や受け取り方法・受け取る際の注意すべきことについて理解できるようになるはずです。
2日間で9,200円。JR東海の在来線が全部乗り放題になる
このきっぷは、JR東海の在来線全線と17の私鉄が2日間乗り放題になるきっぷです。

参考:JR東海公式ページより
切符の料金は、大人9,200円、子ども4,330円です。
使えるのは連続2日間で、初日は土曜・日曜・祝日のどれかに限られます。
平日から使い始めることはできません。
発売は通年で、使い始める日の1か月前から利用の当日まで買えます。
新幹線特急券を別に買えば、東海道新幹線にも乗れます。
ただし熱海から米原までの「ひかり」「こだま」だけしか利用できません。
「のぞみ」は対象外ですのでご注意ください。
※「のぞみ」は熱海にも米原にも停まらないためです。
きっぷ本体が乗車券の代わりになるので、乗車券を新たに買う必要はありません。
2026年4月の改定で、大人は8,620円から9,200円に上がりました。
580円の値上げですが、代わりに新幹線に乗れる回数の上限がなくなっています。
以前は新幹線の利用回数は4回まででした。
地味にありがたいのが、新幹線の自動改札を通れるようになったことです。
それまでは乗り換えのたびに駅員さんにはんこを押してもらう必要がありました。
買い方は3つ。沿線に住んでいないなら、実質ネット予約の一択
買い方は3つありますが、沿線の外に住んでいるなら選べるのは「e5489」だけです。

買い方3つの中身は、こうです。
- JR東海の駅のきっぷうりば
- 指定席券売機またはサポートつき指定席券売機のある駅(画面ごしに駅員さんとやりとりできる券売機)
- ネット予約サービス「e5489」
上の2つは「乗り放題エリアの中にあるJR東海の駅」に限られるからです。
東京や大阪に住んでいる人は、そもそも近くの駅で買えません。
エリアの中でも、甲府・国府津・辰野・塩尻・猪谷・新宮の6駅は、管轄がJR東海ではないため扱っていません。
つまり関東や関西から出かけるなら、乗り鉄きっぷを買う方法はネット予約の1つに絞られます。
e5489で買う手順。日程が決まった日に登録まで済ませる
このきっぷをネットで買うなら、旅の直前ではなく、日程が決まった時点で手をつけてください。
JR西日本の「WESTER」に会員登録しないと、買えなくなったからです。
以前は登録なしで買えました。
しかも予約するのはJR東海ではなく、JR西日本のサイトです。
e5489を運営しているのがJR西日本だからです。
私が買ったときの流れは、こうでした。
1.JR東海の公式ページを開く
2.「e5489での購入はこちら」の下にあるバナーを押す

3.JR西日本の「WESTER」という会員ページに飛ぶので、メールアドレスから登録を始める

4.名前や住所などの会員情報を入れる
5.情報登録後、届いたメールにワンタイムパスワードが書いてあるので、それを入れて登録を終える
6.もう一度きっぷの購入ページに戻って、購入の手続きをする

7.クレジットカード会社から携帯電話に確認の連絡が来たら、画面どおりに進めて完了

会員登録から購入が終わるまで、私は10分前後でした。
慣れの問題もあるとは思いますが、身構えるほどの手間ではありません。
とはいえ、出発の前夜にこの手続きを始めるのは避けたいところです。
会員登録だけ先に済ませておけば、きっぷを買うのは数分で終わります。
熱海駅には券売機がなかった
予約した券を受け取れるのは、乗り放題エリアの中にあるJR東海の駅だけです。
受け取り場所は、駅のきっぷうりばか、「5489サービス」と表示された券売機です。
自宅がJR東海のエリア外なら、旅の当日にエリア内の駅で受け取ることになります。
私は熱海駅で受け取るつもりでした。
ところが、この券売機が熱海駅にはありません。
新幹線乗換口にも該当の券売機がありませんでした。
結局、新幹線の受付窓口で予約完了のメールを見せ、購入に使ったクレジットカードを渡して発券してもらいました。


待ったのは5分ほどです。
このときは空いていました。
混んでいればもっとかかりますし、そうなると焦ります。

受け取りの期限は、きっぷの有効期間が終わる日までです。
熱海駅で受け取る予定なら、乗る列車の最低でも30分前には着いておいてください。
これが、私がいちばん伝えたいことです。
17社は「全線」ではない。三岐鉄道は北勢線だけ
17社と聞くと全部に乗れそうですが、乗れるのは決められた区間だけです。

参考:JR東海公式ページより
17社のうち、大井川鐵道は2026年4月4日に加わったばかりです。
きっぷの名前が「16私鉄」から「17私鉄」に変わったのは、これが理由です。
まずは17私鉄の顔ぶれを、地域ごとに見てみましょう。
- 静岡:伊豆箱根鉄道、岳南電車、静岡鉄道、大井川鐵道、天竜浜名湖鉄道、遠州鉄道
- 愛知:豊橋鉄道、愛知環状鉄道、城北線、あおなみ線
- 岐阜:明知鉄道、長良川鉄道、養老鉄道、樽見鉄道
- 三重・滋賀:伊勢鉄道、三岐鉄道、近江鉄道
会社ごとに対象の区間が決められていて、そこから外れると別に運賃がかかります。
特に気をつけたいのが、会社の一部の路線しか乗れない3社です。
- 三岐鉄道:北勢線の西桑名〜阿下喜のみ。三岐線には乗れません
- 伊豆箱根鉄道:駿豆線の三島〜修善寺のみ。大雄山線は対象外です。
- 大井川鐵道:大井川本線の金谷〜川根温泉笹間渡のみ(千頭までは2022年の台風被害で現在も不通)です。井川線には乗れません。
9,200円の元は取れるのか
乗り鉄きっぷは熱海と名古屋を往復するだけで、元は取れます。
熱海から名古屋までは東海道本線で261.4km。
普通乗車券は片道4,840円です。(新幹線代は除く、2026年8月1日現在)
単純に往復すれば9,680円となります。
きっぷ代は9,200円なので、この時点で480円が浮きます。
私は名古屋へ行く用事に合わせて使いました。
名古屋から先も観光で乗ったので、その分はまるごと得になった計算です。




まとめ
- 大人9,200円、土日祝を初日とする連続2日間で、JR東海在来線全線と17私鉄が乗り放題である。
- 買い方は窓口・サポートつき指定席券売機・ネット予約e5489の3パターン。
- JR東海の沿線の外に住んでいる場合は、選べるのはe5489だけ。会員登録が要るので早めの手続きを済ませること。
- どこで買っても、受け取りは乗り放題エリア内のJR東海の駅に限られる。
- 熱海駅に受け取れる券売機はない。新幹線乗換口の窓口で、メールとクレジットカードを見せて受け取る
このきっぷは、買うより、受け取るほうが難しいです。
このきっぷで覚えておくことは、それだけです。
まずは、乗りたい路線が対象のエリアに入っているかを見てみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
本記事は2026年8月時点の情報です。
本数・きっぷ・施設内容は変わり得るため、お出かけの際は各公式サイト等で最新情報をご確認ください。
